Appleは、人気対戦ゲーム「フォートナイト」を開発するEpic Gamesと大規模な法廷闘争を展開しています。そんな中、Appleのティム・クックCEOやEpic Gamesのティム・スウィーニーCEOを含む両社の幹部が、2021年5月3日に行われる裁判で証言することが明らかになりました。また、Facebook・Microsoftといった企業の幹部も出廷する予定です。
Epic Gamesのティム・スウィーニーCEOは、「Epic Gamesのビジネスモデル」「Appleや競合プラットフォームとの取引」「SamsungとEpic Gamesの契約およびアプリストアに対するキャンペーン」などを証言する予定。』」や「App Storeのレビュープロセス」について証言し、マーケティング担当副社長を務めるマシュー・ワイシンガー氏が「Epic Gamesの価格設定やマーケティング」や「フォートナイトのモバイルプラットフォームにおける弱点」について証言する予定です。
さらに、AppleやEpic Gamesの幹部以外にも、Facebookのゲーミング担当副社長ヴィヴェーク・シャルマ氏や、MicrosoftのXbox事業開発担当副社長を務めるロリ・ライト氏の名前も証言者リストに記載されています。 なお、AppleはMacRumorsに対して「Appleの上級管理職は、App Storeが過去12年間で世界経済に対して与えた非常に良い影響を裁判所と共有できることを楽しみにしています。今回の訴訟は、Epic Gamesが自社の収益を増やすために意図的にApp Storeの規約に違反した結果、App Storeから削除されたことを証明するものです。Epic GamesはApp Storeの規約に違反することで、消費者のプライバシーとデータセキュリティに大きなリスクをもたらしました」とコメントしています。
一方、Epic Gamesは「AppleやAppleの反競争的なやり口に対して声を上げるゲーム開発者のコーラスは日増しに大きくなっています。我々はこの戦いにおいて1人ではありません。私たちは、アプリの配布や支払いプロセスには競争が必要だということを法廷で訴えられることを楽しみしています」と述べました。