【ニューヨーク=佐藤璃子】米調査会社コンファレンス・ボードが26日発表した9月の米消費者信頼感指数は、前月の改定値から5.7ポイント低下して103.0となった。5月以来、4カ月ぶりの低水準となった。短期的な見通しを示す指数が低下し、消費者の先行き不安を反映した。消費者信頼感指数は米個人消費の先行指標とされ、1985年を100として算出している。内訳をみると、所得や労働環境の短期的な見通しを示す
【ニューヨーク=佐藤璃子】米調査会社コンファレンス・ボードが26日発表した9月の米消費者信頼感指数は、前月の改定値から5.7ポイント低下して103.0となった。5月以来、4カ月ぶりの低水準となった。短期的な見通しを示す指数が低下し、消費者の先行き不安を反映した。
消費者信頼感指数は米個人消費の先行指標とされ、1985年を100として算出している。内訳をみると、所得や労働環境の短期的な見通しを示す「期待指数」は73.7と前月から9.6ポイント低下し、2021年8月以来の大きな下げ幅を記録した。一方で、足元のビジネスや労働市場の景況感を示す「現況指数」は147.1と前月から0.4ポイント小幅に上昇した。雇用機会が「豊富にある」と答えた消費者の割合は40.9%と前月から1.0ポイント上がり、雇用に対する見方がわずかに改善した。 コンファレンス・ボードのチーフエコノミスト、ダナ・ピーターソン氏は「ガソリンと食料品価格の高騰が引き続き消費者心理の悪化につながっている。政治情勢や金利上昇に対する懸念も示された」と解説した。原油高によるガソリン価格の高止まりは家計を圧迫している。
このニュースをすぐに読めるように要約しました。ニュースに興味がある場合は、ここで全文を読むことができます。 続きを読む: