【ニューヨーク=竹内弘文】米S&Pグローバルが23日発表した8月の米国購買担当者景気指数(PMI、速報値)は総合が50.4と前月比1.6ポイント低下した。6カ月ぶりの低水準で、好不況の節目である50に再び近づいている。金利上昇や根強いインフレを背景に製造業、サービス業ともに景況感が悪化した。調査期間は8月10〜22日。製造業の指数は前月比2.0ポイント低下して47.0で、4カ月連続で50を下回
が23日発表した8月の米国購買担当者景気指数(PMI、速報値)は総合が50.4と前月比1.
6ポイント低下した。6カ月ぶりの低水準で、好不況の節目である50に再び近づいている。金利上昇や根強いインフレを背景に製造業、サービス業ともに景況感が悪化した。新規受注の動向を示す指数は低下に転じ、需要低迷を示した。サービス業で金利の上昇やインフレ圧力の高まりで顧客が消費を控える動きがみられたという。米国の長期金利は21日に約16年ぶりの高水準を付け、7月の消費者物価指数(CPI)の前年同月比伸び率は13カ月ぶりに加速した。S&Pグローバルのエコノミスト、クリス・ウィリアムソン氏は「(調査対象の)企業は、物価高や金利上昇により需要が徐々に活発でなくなっていると報告している」と説明し、「失速気味の指標は、米経済の力強さに対する疑念を生じさせる」と指摘した。
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