巨人の丸佳浩外野手が、長嶋茂雄終身名誉監督の一周忌の試合で代打逆転満塁本塁打を放ち、チームを劇的勝利に導いた。丸は移籍時に直筆の手紙をもらい、直接指導も受けた恩人に感謝し、ファンと共に「バンザイ」を繰り返した。
3日に東京ドームで行われた「日本生命セ・パ交流戦」のオリックス戦は、巨人が3点を追う8回に代打・ 丸佳浩 外野手が逆転 満塁本塁打 を放ち、劇的な勝利を収めた。 この試合は、巨人の象徴的存在である 長嶋茂雄 終身名誉監督の 一周忌 にあたり、「FOR3VER 6・3~ 長嶋茂雄 ~」と銘打って開催された。
球場には「3」のユニホームが飾られ、ファンは故人をしのびながら試合を見守った。 劣勢の展開の中、ベンチやスタンドからは自然と「諦めるな! 」という声が上がり、それはまさに長嶋氏が遺した不屈の精神を体現するものだった。 丸はカウント3-2からオリックス・椋木の直球を捉え、右中間席へと運ぶ一打。
自身も「いったかな」と思うほどの確信弾だった。 試合後、丸は「長嶋さんが打たせてくれたホームランだと信じています」と語り、目に見えない力に感謝した。 丸と長嶋氏の絆は深い。2018年、広島から巨人への移籍を決断する際、長嶋氏から直筆の手紙が届いた。 そこには「一緒に野球ができたらうれしい」という熱い思いが綴られていた。
地元千葉の先輩であり、幼少期に東京ドームで初めて観戦した際の監督でもあった長嶋氏からの言葉に心を動かされ、移籍を決意。 その後、不調で苦しむ時期には、直接打撃指導を受ける機会もあり、丸は「夢のような時間だった」と振り返る。 その手紙は自宅で大切に保管され、「誰もさわれない所に置いてあります」という。 この日も教えを思い返しながら試合に臨み、その結果が代打逆転満塁弾という形で結実した。
試合後、丸はお立ち台で「最後までたくさんのご声援、ありがとうございました」と、ファンを何よりも大切にした長嶋氏のように手を振った。 球団職員が「今日は333人です」と意気に計算したファンとハイタッチを交わし、場内を一周。 最後に「3」が掲げられた右翼席に向かって深々と一礼した。 巨人の橋上監督代行は「私も鳥肌が立つような感じを受けました。
長嶋さんがよくおっしゃっていたドラマですね。 なかなかこんなドラマは書きづらい」と語った。 また、同試合で同点のきっかけとなるソロ本塁打を放ったダルベックも「命日に打てたのは自分にとっても大きい意味を持ちます」とコメント。 この日、巨人は長嶋氏の遺志を継ぎ、最後まで諦めない姿でファンに感動を与えた




