【杭州(中国浙江省)=読売取材団】アジア大会第7日の29日、競泳男子200メートルバタフライを本多灯(イトマン東京
池江にとって今大会最後のレースは今年注力した50メートルバタフライ。「絶対に(個人の)メダルを取って帰ると決めていた」。26秒02と記録は伸びなかったものの、3位に入り、最低限の目標は達成した。当然のように国際舞台で戦うが、白血病の公表から5年もたっていない。「復活が早かった。良い意味、悪い意味でも。早く復活したから感じる悔しさ、つらさは自分にしか分からない」。復帰の早さに沸く周囲をよそに、「試合に出るたびに自分は戻っていないと思う」。まだ思うような記録では泳げず、葛藤が続く。
大会前にインフルエンザになった影響で100メートル自由形は棄権。個人、リレーの計4種目に出たが、6冠で最優秀選手に輝いた前回大会とは違い、400メートルリレーの銀を含めてメダルは2個に終わった。「いつかまた大きい花を咲かせられるように。今は我慢して、つらいことも耐え抜いて、次に生かせるようにする」。再び芽吹く日が来ると信じ、一歩ずつ前進する。(森井智史)
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