藤井聡太王将(21)=竜王、名人、王位、叡王、棋王、棋聖含む7冠=が永瀬拓矢王座(31)に挑む第71期王座戦5番勝
負第3局は27日、名古屋市の名古屋マリオットアソシアホテルで藤井の先手で指される。26日は対局場検分を行った。対戦成績1勝1敗のタイで臨み、勝者は王座へ王手をかける。藤井にとっては全8冠独占、永瀬にとっては5連覇による名誉王座が懸かるシリーズが佳境を迎えた。
愛知県瀬戸市出身の藤井にとって名古屋市は小学1年で東海研修会に入り小学4年、大阪市での奨励会入会まで修業した地元。ところが一昨年王位戦第1局、名古屋能楽堂での敗退以降、名古屋市でのタイトル戦は4勝3敗。勝率57%は、プロ入り以降毎年度8割を超え、タイトル戦に限っても61勝16敗、79%からしても2割以上低い「外弁慶」ぶりだ。 一方、永瀬は王座戦5番勝負での後手番が第68期第5局から千日手を挟んで5連勝中。1日制5時間は、名人戦での2日制9時間を1日当たりでは上回り、大みそかも元日も研究会をする「将棋体力」に抜きんでた永瀬ならではの棋戦との見方もある。 また将棋の先手後手はテニスのサーブ権に例えられ、棋界全体では先手勝率が毎年度53%前後ある。藤井自身「後手番が課題」と語ったこともあり、今年度9勝4敗(未放映のテレビ対局を除く)、69%がこの言葉を裏付けるのと同時に、永瀬の後手番連勝は一層目を引く。第1局に続くブレークを期し、秘策を繰り出す可能性はある。
第2局終局後「改めて3番勝負になった。気持ちを切り替えて臨みたい」と語った藤井に対し、敗れた永瀬は「(中盤までの)優勢はあまり意識してなかった。切り替えて頑張りたい」と応じた。対局は午前9時開始で終局は第1局が午後9時11分、第2局が午後10時2分だった。今回も夜遅くの決着になりそうだ。(筒崎 嘉一)
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