英国のチャールズ国王は6日に行われた戴冠式で、数世紀前に作られた「聖エドワード王冠」を授けられた。同国の旧植民地から採取された宝石があしらわ…… → 英国王の「聖エドワード王冠」に秘められた歴史 旧植民地から批判も
英国のチャールズ国王は6日に行われた戴冠式で、数世紀前に作られた「聖エドワード王冠」を授けられた。同国の旧植民地から採取された宝石があしらわれた王冠や、取引が論争の的となっている象牙が施された王笏は、その贅沢ぶりで知られる英王室の所有物だ。
チャールズ国王の聖エドワード王冠は、母である故エリザベス女王が1953年の自身の戴冠式でかぶったもの。360年以上前に作られ、高さは約30センチ、重さは約2キロある。王冠には22カラットの純金のほか、ローズカットのアクアマリン345個、ホワイトトパーズ37個、トルマリン27個、ルビー12個、アメジスト7個、サファイア6個、ジャーゴン2個、ガーネット1個、スピネル1個、ざくろ石1個を含む計444個の宝石や半貴石があしらわれている。 一方、カミラ王妃はチャールズ国王の曽祖母に当たるメアリー王妃が着用した冠をかぶった。この冠は金で裏打ちされた銀の枠に2200個ものダイヤモンドが施されている。この冠には悪名高い「コイヌール」ダイヤモンドが使われていたが、今回の戴冠式ではこれが外された。コ・イ・ヌ―ルダイヤモンドはインドで採取された105.6カラットの石で、英国の植民地時代の歴史の象徴とされ、長い論争が続いている。その代わりに、故エリザベス女王が所有していた94.4カラットの「カリナンIII」、63.6カラットの「カリナンIV」、18.8カラットの「カリナンV」ダイヤモンドが冠に装着された。だが、これらの宝石も1905年に巨大なカリナンダイヤモンドが採取された南アフリカに戻すべきだという批判にさらされている。
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