若隆景、30年ぶり関脇以下で報知年間最優秀力士賞を受賞…憧れの「若貴」貴花田と同じ初受賞翌年大関目指す スポーツ sports ニュース
若隆景が、初受賞の吉報に声を弾ませた。関脇以下では30年ぶり2人目。大鵬、千代の富士ら歴代の受賞者を目にすると、「栃若時代からですか。昔から見てきたお相撲さんばかりでみんな横綱、大関。ここに名前を連ねるのは信じられない」と驚嘆。次期大関の呼び声高い相撲巧者は「名誉ある賞をいただけたことは励みになりますし、この面々を見たら、上を目指さないといけないなという気持ちです」と決意を新たにした。
若隆景は春場所で双葉山以来86年ぶりの新関脇V。軽量の部類に入る130キロ前後ながら、代名詞の強烈なおっつけで巨漢相手にも体重差を物ともせず、今年は年6場所全て勝ち越した。「ここまで活躍できるというのは(今年が)始まった時には思っていなかった。下から攻める相撲をブレずにやってきてよかった。もっと磨き、来年もいい年にしたい」とうなずいた。 幕下・若隆元を長兄に、若元春(ともに荒汐)を次兄に持つ大波3兄弟の末っ子。それぞれのしこ名は戦国武将・毛利元就の3人の息子にちなみ、若隆景は小早川隆景が由来。26日の来年初場所番付発表では、若元春の新小結昇進が決まり、91年九州の若花田(後の横綱・若乃花)、貴花田以来、史上4組目の兄弟三役誕生の節目にもなった。貴花田は初受賞翌年に大関に昇進し、横綱にまで上り詰めた。憧れの「若貴」以来の快挙に、若隆景は「(兄弟で)上で活躍できるのは地元・福島にとっても、部屋にとってもいいこと」とダブルの喜びをかみしめた。
11月の九州場所で正代が大関から陥落し、2023年初場所は125年ぶりに1横綱1大関となり、番付は危機的な状況で新年を迎える。「次で(関脇)6場所目になる。この賞に恥じないように、相撲を取っていきたい。期待の声にも応えられるように、もっともっと努力をして頑張ります」。実直な若武者は大関、そしてさらに上へ。夢の階段を一歩ずつ上っていく。(竹内 夏紀) ◆若隆景 渥(わかたかかげ・あつし)本名・大波渥。1994年12月6日、福島市生まれ。28歳。小1から本格的に相撲を始める。学法福島、東洋大を経て荒汐部屋から2017年春に初土俵。18年夏、新十両。19年九州、新入幕。今年春場所で初優勝。最高位は関脇。祖父は元小結・若葉山、父は元幕下・若信夫。得意は右四つ、寄り。183センチ、132キロ。
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