自転車競技のトラック種目女子オムニアムで21年東京五輪銀メダリストの梶原悠未(TEAM Yumi)は10日、東京・文京区のラクーア・ガーデンステージで行われたイベント「全国ご当地ラン&ライド2024
」のトークショーに登壇。女子マラソンの谷川真理さん、お笑い芸人のみやぞん、タレントの井上咲楽と“トレーニング・トーク”を繰り広げた。
自転車トラックの日本代表で毎年、1月頃に沖縄合宿で強化に励む梶原は、1日につき約100~150キロの距離を走り込んでいる。自転車の選手は専用のウェアの背中にポケットが付いており、「私は(沖縄名物の)黒糖味のちんすこうが好きで。背中のポッケに補食を入れているんですけど、ちんすこうを食べました」と過酷な合宿でご当地の味を楽しみつつ、補食でエネルギーを摂取。ただ、「口の中がパサパサしていて、呼吸困難になりかけましたね」と苦笑いだった。 3日の東京マラソンで自己ベストの3時間26分06秒をたたき出した井上は、多忙な中でもジョグ、ポイント練習、インターバル走などのトレーニングを積んでいるという。「私は夜、走ることが多いんですけど、仕事から帰ってちょっと(走るのは)面倒だなと思うときも試しに着替えて、着替えたんだから外に出て、外に出たんだから走ってみています。走らないとモヤモヤするんです」。井上なりの練習に対するモチベーションの保ち方を語った。アスリートの梶原は「常にハイモチベーションだと必ず落ちてしまうので、一定のモチベーションを保つようにしていますね」とコツを伝授した。
梶原は今夏のパリ五輪トラック種目の女子オムニアムで2大会連続出場を目指す。4月14日までの選考レースで、次戦は選考対象のネーションズカップ香港大会(15日~17日)。パリでは前回の東京大会の銀メダルを上回る頂点が目標だ。「パリ五輪で金メダル獲得を目指します。応援よろしくお願いします」と宣言。ハードなトレーニングを夢舞台につなげる。
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