聖徳太子ゆかりの錦織発見 京都の寺、法隆寺支援の返礼
真宗仏光寺派本山の仏光寺(京都市下京区)は22日までに、約1300年前の飛鳥時代に織られた聖徳太子ゆかりの錦織が寺の蔵から見つかったと発表した。仏光寺によると、同封されていた墨書きなどから、天保12年(1841年)に法隆寺から贈られたことが判明した。錦織は中国の蜀から伝わったとされる「蜀江錦(しょっこうきん)」と呼ばれる種類で、鮮やかな赤地が特徴。縦約8センチ、横約10センチで、2020年11月に蔵の調査で見つかった。平安末期の貴族、藤原頼長の日記「台記」を引用し、蜀江錦が法隆寺を建立した聖徳太子ゆかりのものであることを示す墨書きも同封されていた。仏光寺によると「お守りとして用いてほしいという意図が込められている」という。蜀江錦や墨書きは、4月1、2日に仏光寺で展示される。〔共同〕
真宗仏光寺派本山の仏光寺(京都市下京区)は22日までに、約1300年前の飛鳥時代に織られた聖徳太子ゆかりの錦織が寺の蔵から見つかったと発表した。仏光寺によると、同封されていた墨書きなどから、天保12年(1841年)に法隆寺から贈られたことが判明した。錦織は中国の蜀から伝わったとされる「蜀江錦(しょっこうきん)」と呼ばれる種類で、鮮やかな赤地が特徴。縦約8センチ、横約10センチで、2020年11月に蔵の調査で見つかった。平安末期の貴族、藤原頼長の日記「台記」を引用し、蜀江錦が法隆寺を建立した聖徳太子ゆかりのものであることを示す墨書きも同封されていた。仏光寺によると「お守りとして用いてほしいという意図が込められている」という。蜀江錦や墨書きは、4月1、2日に仏光寺で展示される。〔共同〕
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