米、過半州で経済再開 飲食店の制限撤廃、人の動きも急
【ニューヨーク=山内菜穂子】米国で経済活動再開の動きが急速に広がっている。50州のうち過半数の州は飲食店での収容人数といった新型コロナウイルス対策の制限を解除した。公共交通機関などの利用客数もパンデミック(世界的大流行)前の水準に戻ってきた。
動きはさらに広がる。4月に米国内で感染拡大が最も深刻だった中西部ミシガン州は10日、州が制限緩和の目安とするワクチンの接種割合が55%を超えた。24日にも、すべての企業で職場への出勤が可能となる予定だ。 多くの州の経済再開を受けて、足元では人の移動が急速に活発になってきた。ニューヨーク市の地下鉄は7日に一日の推定乗客数が224万人と、2020年3月上旬以来、最も多くなった。17日からは24時間運行を再開する。同州都市交通局(MTA)の臨時局長、サラ・ファインバーグ氏は「地下鉄は街の要だ。ニューヨークは正常に戻っているように感じる」と自信を示した。
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