江戸東京名所事典 笠間書院編集部編 笠間書院 2300円 カルチャー
コロナ下の運動不足解消のため、ときどき雑司ヶ谷や青山の墓地へ歩きに行く。都心の空は案外広くて、道端に小花が咲いている。出会うのは犬を散歩させている人だけ。愛読する作家達(たち)の墓に詣で、合掌してから歩き去る。本書は「江戸切絵図」と今の地図を見比べながら、幕末に出た地誌「江戸名所図会」の記事を現代語で読ませる一冊。書物型のタイムマシンだ。今の東京に江戸時代の何が残っているかと問われたら、「道と伝説」と答えたくなる。
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