54年間出演し続ける日本テレビ「笑点」を来年3月で卒業すると明かした落語家の林家木久扇(85)が発表後初めてインタビューに応じ、現在の心境や番組への提言を本紙に語った。間の抜…|BIGLOBEニュース
長く座布団に座り続けたからこそ感じる危機感もある。それは番組の「バラエティー化」だ。自身が重視するのは司会と回答者の緊張感。「最近は回答者が立ち上がったり、司会者を攻撃したり。本当は司会者って権威があって、座布団くれるのか、くれないのかっていう緊迫感があったんですよ。それが平らになっちゃった」。今こそ原点回帰を訴える。「笑点は他の番組と違うから、ここまで持った。今のままだと着物を着ているだけで、ひな壇に並んでいる若い人たちと同じになってしまう」と後輩たちへ本来の大喜利に立ち返ることを求めた。 自身の後継者の人選も気にかかる。「僕の席に座る人は大変だと思います。世間はずっと54年間僕の映像を見てるわけで、僕の残像がある。かわいそうで残酷だと思いますね」。重圧回避のためにと、女性への門戸開放にも肯定的だ。「自分と比べられる批判がそらせると思います。あとは英断が笑点スタッフにできるかどうか」と新しい風を吹き込む必要性を説いた。 高座以外にも元漫画家でイラストレーターなどの一面を持つ木久扇。笑点を退いた後は高座以外にもアニメを作り、東南アジアに輸出する意欲も見せる。「長屋を宇宙に飛ばして落語スター・ウォーズなんてアニメを作り、それで落語界に貢献しようかな」と番組卒業後のビジネスについて青写真を描いた。≪歌丸さんは「ずっとおじいさん」≫ 木久扇が笑点で印象深い思い出として挙げたのが1歳違いの歌丸さんだった。取材中「あの人は不思議な人で、30代から亡くなる時までずっとおじいさんだった」といじったが、公私にわたり親交は深かった。今回の卒業に歌丸さんがどう反応しそうかを聞くと「あの人は口が悪いんでね。木久ちゃん早く来いとかね。(六代目三遊亭)円楽の方が先に来ちゃってとか言ってると思う」と思いをはせた。門下に移り、林家木久蔵を名乗る。69年に笑点のレギュラーメンバーになる。73年に真打ち昇進。07年に息子の林家木久蔵とダブル襲名により木久扇を襲名した。.
長く座布団に座り続けたからこそ感じる危機感もある。それは番組の「バラエティー化」だ。自身が重視するのは司会と回答者の緊張感。「最近は回答者が立ち上がったり、司会者を攻撃したり。本当は司会者って権威があって、座布団くれるのか、くれないのかっていう緊迫感があったんですよ。それが平らになっちゃった」。今こそ原点回帰を訴える。「笑点は他の番組と違うから、ここまで持った。今のままだと着物を着ているだけで、ひな壇に並んでいる若い人たちと同じになってしまう」と後輩たちへ本来の大喜利に立ち返ることを求めた。 自身の後継者の人選も気にかかる。「僕の席に座る人は大変だと思います。世間はずっと54年間僕の映像を見てるわけで、僕の残像がある。かわいそうで残酷だと思いますね」。重圧回避のためにと、女性への門戸開放にも肯定的だ。「自分と比べられる批判がそらせると思います。あとは英断が笑点スタッフにできるかどうか」と新しい風を吹き込む必要性を説いた。 高座以外にも元漫画家でイラストレーターなどの一面を持つ木久扇。笑点を退いた後は高座以外にもアニメを作り、東南アジアに輸出する意欲も見せる。「長屋を宇宙に飛ばして落語スター・ウォーズなんてアニメを作り、それで落語界に貢献しようかな」と番組卒業後のビジネスについて青写真を描いた。≪歌丸さんは「ずっとおじいさん」≫ 木久扇が笑点で印象深い思い出として挙げたのが1歳違いの歌丸さんだった。取材中「あの人は不思議な人で、30代から亡くなる時までずっとおじいさんだった」といじったが、公私にわたり親交は深かった。今回の卒業に歌丸さんがどう反応しそうかを聞くと「あの人は口が悪いんでね。木久ちゃん早く来いとかね。(六代目三遊亭)円楽の方が先に来ちゃってとか言ってると思う」と思いをはせた。門下に移り、林家木久蔵を名乗る。69年に笑点のレギュラーメンバーになる。73年に真打ち昇進。07年に息子の林家木久蔵とダブル襲名により木久扇を襲名した。
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