東京大空襲 米臨時代理大使から海老名香葉子さんに追悼の手紙 nhk_news
およそ10万人が犠牲となった東京大空襲から、10日で76年となるのを前に、空襲で家族6人を亡くし、慰霊の活動を続けているエッセイストの海老名香葉子さん(87)に、日本に駐在するアメリカのヤング臨時代理大使が8日、追悼の手紙を寄せました。専門家によると東京大空襲に関連してアメリカ側がメッセージを送るのは極めて珍しいということです。落語家の初代林家三平の妻で、エッセイストの海老名香葉子さんは、昭和20年3月10日の東京大空襲で両親を含めた家族6人を亡くし、私財を投じて慰霊碑を建立したり、みずからの体験を本として出版したりするなど、慰霊の活動を続けています。海老名さんは「手紙を受け取って非常に驚きました。『戦争を起こしてはいけない』という私のメッセージがアメリカにも伝わったことは非常に喜ばしい」と話していました。東京大空襲をめぐってアメリカ側は、東京都が主催する式典に、1995年に当時のモンデール大使が、2015年と2016年に当時のケネディ大使が、それぞれ出席しています。
東京大空襲・戦災資料センターの吉田裕館長は「アメリカ側が東京大空襲に関連してメッセージを出すのは極めて珍しい」としたうえで「日本国内でも東京大空襲の記憶が消えつつある中で、改めて戦争の犠牲者に光を当てたメッセージで、評価できる」と話しています。
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