新型コロナウイルス感染症(COVID-19)ワクチンにはアメリカの製薬大手ファイザーとバイオテクノロジー企業BioNTech SEが開発した「BNT162b2」や、モデルナが開発した「mRNA-1273」、さらには日本でも医療用品や子ども向けのケア用品などで知られるジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)が開発したワクチンなど、さまざまな種類のものが存在します。そんな複数種類が存在するCOVID-19ワクチンを単純比較できない理由について、ニュースメディア・VoxがYouTubeチャンネルで解説しています。
そして感染した人がどちらのグループに当てはまるかによって、最終的なワクチンの有効率が算出されます。例えば170人の感染者が均等にワクチン群とプラセボ群に別れた場合、ワクチンを接種してもしなくてもCOVID-19に感染する率は変わらないため、ワクチンの有効率は0%ということになります。ファイザーワクチンの臨床試験の場合、プラセボ群が162人、ワクチン群がわずか8人だったため、ワクチンの有効率は95%となります。これはつまり、COVID-19に感染する可能性が95%低くなったということを意味します。「有効率95%」という数字は個人に対して当てはまるものであり、「ワクチンを接種した場合、接種していない場合よりも95%感染の確率が低くなる」ということを意味します。
ワシントン大学に勤めるマイクロバイオロジーの専門家であるデボラ・フュラー氏は、「すべてのワクチンが同じ計算方式で有効率を算出していますが、臨床試験はそれぞれ異なる状況で行われています。そのため、ワクチンの有効率を見る際に最も考慮すべき点は、『臨床試験が行われた時期』です」と語っています。
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