全国大学選手権で4連覇を達成した帝京大のロック、本橋拓馬が卒業後、リーグワンの神戸に加入しました。レタリックの存在を魅力に、実力アップを目指す本橋。佐藤健次の公式戦出場を刺激に、早くもチームに貢献したいと意気込みを語っています。
大学ラグビー は1月にシーズンを終えたが、4年生の中には卒業前でも リーグワン のチームに加入できる制度を利用し、新天地に飛び込んだ選手も多い。全国大学選手権で4連覇を達成した帝京大の 本橋拓馬 も、同じロックのポジションにニュージーランド代表109キャップを誇るブロディ・レタリックがいる神戸の門をあえて叩いた。\193センチ、116キロ。京都成章高時代から屈指の大型ロックとして注目を集め、帝京大でも1年からレギュラーに定着した。神戸を選んだ決め手はレタリックの存在。レギュラーを狙う上で高すぎる壁だという声もあるが、身近でプレーできることの喜びが勝る。「一緒に練習できるという環境が魅力。技術、心構えを学びたい」\神戸では早速、同世代ではトップクラスだったフィジカル面で課題を突き付けられた。スタッフは「まだ大学生の体で脂肪が多い。筋肉量を増やして、大きくしよう」。本人は十分自覚しており、チームから課された筋力トレーニングに励む日々だ。大きな発奮材料がある。全国大学選手権決勝で戦った早大4年のフッカー佐藤健次が、 リーグワン の強豪埼玉に加入し、今月9日のB
L東京戦で早くも公式戦出場を果たした。一歩先を行かれたことに、本橋は「刺激になる。僕も早く出たい」。あどけなさが残る顔にライバル心が宿る。
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