◇セ・リーグ巨人0-1DeNA(2023年9月26日横浜)これが、後のないチームの戦いぶりなのか――。そう思わせる
これが、後のないチームの戦いぶりなのか――。そう思わせるほど、中盤以降の巨人の攻撃は淡々と回が進んだ。1点を追う9回1死二塁も秋広、丸が連続三振に倒れ、2試合連続で「0―1」の敗戦。00年以来23年ぶりの屈辱に、原監督は悔しさをあらわにした。あと一本が出なかった。2回1死満塁、3回1死一、二塁と序盤の好機を生かせない。前日の時点で自力でのCS進出の可能性は消滅。奇跡を起こすためには負けられない試合のはずが、今季の課題である「決定力不足」は解消されなかった。前夜の大貫に続いて、この日も東を攻略できずじまい。2試合の得点圏が14打数1安打では、無抵抗と評されても致し方ない。8回1失点と奮闘した山崎伊を見殺しにし、東に対しては今季4敗目。試合前で東から今季2本塁打の長野、打率5割のブリンソンなど相性のいい打者を並べたが、またしてもホームが遠かった。
大久保打撃チーフコーチは「優勝するには8、9、10月。いかに戦って勝てるか。今年はそれができなかった」と今季15度目の零敗の責任を背負った。3位DeNAに痛恨の連敗で、ゲーム差は4。絶望的な状況はもはや逃れようがなく、事実上の終戦と言える。昨年の4位に続き、同一監督による2年連続Bクラスとなれば球団史上初の屈辱。原監督は「ベストを尽くして戦うのは、スタイルは一緒」と懸命に前を向いたが、試合のない、27日にDeNAがヤクルトに勝つか引き分けで、2年連続のBクラスが確定する。(川島 毅洋) ≪月間4度目は球団ワーストの屈辱≫巨人が2戦連続今季6度目の0―1敗戦。チームの2試合連続0―1敗戦は00年5月24、25日横浜戦以来。また、今季6度のうち今月だけで4度も記録。月間4度の0―1敗戦は球団初で、60年8月と昨年4月の阪神、68年5月のサンケイ、74年9月のロッテ、15年4月の広島に次ぎ、プロ野球6度目のワーストタイ記録になった。
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