「対決より解決」を掲げ、政策実現のために与党との連携も進めてきた国民民主党。しかし、政治とカネをめぐる問題を受け、自民党と連携ではなく対峙していく方針を党大会で決定した。与党との距離感に苦慮する中、“兄弟”立憲民主党からは“合流を”の声も・・・
立憲民主党の泉代表は、国民民主党がトリガー条項をめぐる自民・公明との協議を離脱したことを受け、「自公がやらないのであれば一緒に法案を出すことを考えたい」と協議を持ちかけた。これには玉木代表も「一致できる政党とは、ぜひ協議をしていきたい」と前向きな姿勢を示した。自民党に頼れない中、政策実現のため野党と連携していく狙いだ。
しかし、政策を超えた連携については慎重な姿勢を崩さない。立憲民主党の岡田幹事長は「もう1回大きなかたまりを目指したい。一緒になることで連合も応援しやすくなる」とテレビ番組内で述べるなど、政権交代のため国民民主党との合流に意欲を示す。 しかし、玉木代表は「政策本位で一致する政党とは協力するが、政権はさらに先の話」と厳しい姿勢を崩していない。泉代表が新たな野党連携の形として打ち出した「ミッション型内閣」構想にも、「安全保障やエネルギー、憲法といった基本的政策で一致できれば連立はありえるが、立憲の考え方がわからない以上、立憲をいまともに政権を担う政権とは考えていない」と突き放す。 党大会中にも榛葉幹事長が「ある政党の方が、考え方を改めるなら一緒になってもいいと言われた。大きなお世話だ」と反発。参加者からは拍手が上がり、ある国民議員も「榛葉幹事長の発言はこの党大会のハイライトの一つだ。支持母体の『連合』の前では言いにくいが、多くの人が腹の底では思っている」と振り返る。
国民民主党と立憲民主党は旧民主党を源流とし、両党とも連合の支援を受けている“兄弟政党”だ。しかし、2020年9月に袂を分かつ大きなきっかけとなったのが「政策の不一致」であることから、「立憲と一緒になってしまったら、支持者の信頼を失う」(ある国民議員)と懸念する声もある。一方で、「自民党が政権復帰以来最大のピンチを迎える中で、少なくとも旧民主系の立憲と国民が連携できないと野党としての存在意義が問われる」(ある野党議員)という意見も少なくない。
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