吉沢亮、永瀬正敏、小栗旬、阿部進之介が出演する映画「かぞく」が11月3日に公開される。
による未完のマンガをもとにした本作。脚本・監督を担うのは「十三人の刺客」、「るろうに剣心」シリーズ、テレビCM「au 三太郎」シリーズで衣裳デザインなどを手がけてきた澤田石和寛だ。今作では澤寛(Kan Sawa)名義で参加した。マンガで描かれた5つのエピソードをもとに、澤の生い立ちや経験を織り交ぜて、現代家族を包括的に描く。登場するのは、父が失踪して母と2人で住み慣れた街を離れることになるマコト、内縁の妻とともに秘密を抱えながら生活するケンジ、妻を亡くしたため1人で2人の子供を育てるタケオ、久しぶりに実家へ帰り自分の名を呼ぶ女性に森の中へ誘われるユウイチ。彼らとその家族が複雑に絡み合い、喪失から再生へと向かうさまが映し出される。 舞台音楽家である棚川寛子が音楽を、「ブンミおじさんの森」「MEMORIA メモリア」に参加した清水宏一がサウンドデザインを担当。撮影は山本英夫が行い、ロケは秋田と千葉を中心に実施した。なお編集・衣裳デザインも担う澤は、今回が監督デビューとなる。澤のコメントは以下の通り。ずっと現代における「家族とは何か」と考えてきた。私にとって家族とは他人も同然で、家族に何かを求める意思を持つことはなかった。家族という組織は親子、夫婦それぞれが、その時代を生き抜くために互いの“扱い”を変えながら、愛も遺恨も引き連れて出産と育成という本能をもとに、社会環境の変化に合わせてその時代に必要な関係を維持しながら、役割を変えてきたのだ。家族とは親が子供を育てるという関係以上のものではないように感じていた撮影当時の私は、劇内に登場する家族関係を崩壊させようと思っていた。離れていく家族から、「家族」を感じることができると思っていたのだ。2019年に撮影をしたのち、一年後の7月に残りを撮影した。全ての撮影を終え、2020年の9月から自宅アトリエで編集作業に入り、シナリオと撮影済み素材を見ながら、この映画の結末を改めて考えていた。親は子供に何ができるのだろうか。子供は親に何ができるのだろうか。家族とは何か。本格的なポストプロダクションに入る前、私は20年ぶりに実家を訪れ独り身の母と会話をし、これまで感じてきた、家族を好きと思えなかった理由を述べた。そして、私の父親、彼女の元夫が数年前に亡くなっていたことを伝えた。元夫の人生の結末を聞いた母の口から、私の幼少期に起きた家族の事情を伝えられた。それは子供からの目線であったからなのかもしれない。しかし、その時の私は、家族というものは、生きていようが死んでいようが関係がなく、自身が自身であるために必要な存在なのだと理解した。.
による未完のマンガをもとにした本作。脚本・監督を担うのは「十三人の刺客」、「るろうに剣心」シリーズ、テレビCM「au 三太郎」シリーズで衣裳デザインなどを手がけてきた澤田石和寛だ。今作では澤寛(Kan Sawa)名義で参加した。マンガで描かれた5つのエピソードをもとに、澤の生い立ちや経験を織り交ぜて、現代家族を包括的に描く。登場するのは、父が失踪して母と2人で住み慣れた街を離れることになるマコト、内縁の妻とともに秘密を抱えながら生活するケンジ、妻を亡くしたため1人で2人の子供を育てるタケオ、久しぶりに実家へ帰り自分の名を呼ぶ女性に森の中へ誘われるユウイチ。彼らとその家族が複雑に絡み合い、喪失から再生へと向かうさまが映し出される。 舞台音楽家である棚川寛子が音楽を、「ブンミおじさんの森」「MEMORIA メモリア」に参加した清水宏一がサウンドデザインを担当。撮影は山本英夫が行い、ロケは秋田と千葉を中心に実施した。なお編集・衣裳デザインも担う澤は、今回が監督デビューとなる。澤のコメントは以下の通り。ずっと現代における「家族とは何か」と考えてきた。私にとって家族とは他人も同然で、家族に何かを求める意思を持つことはなかった。家族という組織は親子、夫婦それぞれが、その時代を生き抜くために互いの“扱い”を変えながら、愛も遺恨も引き連れて出産と育成という本能をもとに、社会環境の変化に合わせてその時代に必要な関係を維持しながら、役割を変えてきたのだ。家族とは親が子供を育てるという関係以上のものではないように感じていた撮影当時の私は、劇内に登場する家族関係を崩壊させようと思っていた。離れていく家族から、「家族」を感じることができると思っていたのだ。2019年に撮影をしたのち、一年後の7月に残りを撮影した。全ての撮影を終え、2020年の9月から自宅アトリエで編集作業に入り、シナリオと撮影済み素材を見ながら、この映画の結末を改めて考えていた。親は子供に何ができるのだろうか。子供は親に何ができるのだろうか。家族とは何か。本格的なポストプロダクションに入る前、私は20年ぶりに実家を訪れ独り身の母と会話をし、これまで感じてきた、家族を好きと思えなかった理由を述べた。そして、私の父親、彼女の元夫が数年前に亡くなっていたことを伝えた。元夫の人生の結末を聞いた母の口から、私の幼少期に起きた家族の事情を伝えられた。それは子供からの目線であったからなのかもしれない。しかし、その時の私は、家族というものは、生きていようが死んでいようが関係がなく、自身が自身であるために必要な存在なのだと理解した。
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