博多女性刺殺 禁止命令を受けていたにも関わらず犯行当日も待ち伏せ…ストーカー男の異常な執着 zakzak
福岡市のJR博多駅近くで会社員、川野美樹さん=当時(38)=が刺殺された事件。殺人の疑いで逮捕された元交際相手の飲食店従業員、寺内進容疑者(31)=同市博多区冷泉町=の素性や犯行に至る経緯が徐々に明らかになってきた。寺内容疑者は別れた後も川野さんに付きまとい、ストーカー規制法に基づく禁止命令を受けていた。18日に身柄を確保された際には刃物を1本所持しており、福岡県警は事件で使用した可能性もあるとみて犯行を進めている。事件は発生2日後の18日に急展開した。県警が18日昼前、自宅から約900メートル離れた路上で寺内容疑者を見つけ、捜査本部がある博多署に任意同行した。事件現場から寺内容疑者の指紋が検出されたため、県警は17日に自宅を家宅捜索していた。県警によると、寺内容疑者は「間違いない」と容疑を認めている。これまでの調べでは、寺内容疑者が以前交際していた川野さんに執着していた様子が判明している。川野さんが別れを告げた後にも、容疑者から待ち伏せや付きまといをされたとして、昨年10月以降、県警に複数回相談。寺内容疑者に対し、県警は同月に警告、11月にストーカー規制法に基づく禁止命令を出していた
捜査関係者によると、犯行当日の16日夕、寺内容疑者が職場を出た川野さんに声をかけ、その後に包丁のようなもので刺す様子が付近の防犯カメラに写っていた。寺内容疑者はバッグに凶器を入れ、現場から立ち去ったという。
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【博多女性刺殺】なぜ駅前で?「ストーカー被害」訴えも…“顔見知りの犯行”か 男逃走福岡の博多駅近くで38歳の女性が刺され死亡した事件。親族の男性が番組の取材に応じ、女性が“ストーカー被害”に遭っていたと証言しました。事件との関連はあるのでしょうか。 事件を巡る、新たな証言が得られました。親族によると女性は「ストーカー被害に遭っている」と警察に相談していたことが分かりました。16日、福岡市の博多駅前で、女性が刃物で襲われ死亡した事件。亡くなった会社員・川野美樹さん。その親族に話を聞くことができました。 親族:「思い出しただけで…たまらん。孫みたいでね。うちの妻の兄貴の子どもの子ども。我が家みたいに遊びに来ていた」 事件が起きたのは16日、帰宅時間帯のこと。現場は博多駅前の路上。コンビニも目の前にあり、決して人通りの少ない場所ではありません。捜査関係者によると、殺害された川野さんは、上半身を中心に複数の刺し傷があったということです。 目撃した人:「女性の悲鳴のようなものが聞こえたので、そっちの方見ると男の人が馬乗りじゃないけど何度も手を振りかざしているのを見た。複数回刺したのでダウンジャケットから羽毛がファーッと出ている状況」 現場にいた人:「(現場を通った時に)女の人が横たわっていて、消防の人が心臓マッサージしていた」 逃げた男は30代から50代くらい。黒い上着を着ていて包丁のようなものを持っていたということです。 目撃した人:「腰のあたりからウォレットチェーンのようなものが右腰にぶら下がっているのは何となく見えた。走ってはなかったけど早歩き、小走り。全身真っ黒のような状況で、すごく興奮しているような状況には見えた」 なぜ人通りの多い場所で犯行に及んだのでしょうか。警察も専門家も「顔見知り」の犯行の可能性が高いとしています。 元警視庁刑事・吉川祐二氏:「容疑者には逮捕されるとか、されないとかは二の次であったように思う。何らかの形で容疑者は、被害者川野さんと話をしたうえで、話が決着がつかなければその場で刺す、傷害を負わせるという気持ちはあった」 一夜明け、被害者の川野さんがあるトラブルに巻き込まれていたことが分かりました。川野さんからは男女間のトラブルの相談が警察に寄せられていて、そのトラブルの相手とはいまだ連絡が取れていないということです。親族は、こう証言しています。 親族:「土曜の休みの前の金曜のスナックに一日だけ。呼ばれた時は行く。毎週じゃないけど忙しいから」「(Q.事件後、美樹さんの親と話した?)ストーカーみたいなのにつけられているというのは事件後聞いた。それも何回か警察へ相談に行ったと。ストーカーみたい」 警察に寄せられていたトラブルの相手と連絡が取れていないことから、何らかの事情を知っているとみています。 先週会った際は、子育てに追われ、悩んだ様子は見られなかったと言います。 親族:「娘がいるから絵画教室に9時半ごろ送って行くと。これといって悩んだ様子はなかった」 親族によると、川野さんは数年前に離婚。母と小学生の娘、交際していた男性の4人で暮らしていたそうです。 親族:「元の旦那はもう分かれている。美樹は今、独身。(経済的には)しっかり者だった。お金は絶対ためて使わない」 中学卒業後、芸能界入りを目指していました。 親族:「昔、踊り習っていた。アクターズスクールに1年。(現在は)派遣会社のパソコンの(会社)。息子がパソコン分からない時は電話したら教えてくれた。すごく助かったと」 以前、付き合っている男性も見たことがあるそうです。 親族:「交際相手ができたとはちらっと聞いた。トラブルとかは一切(聞いていない)。いつか車で美樹が送ってもらって降りたのはちらっと見た、交際相手の車で。窓越しだったので、どんな顔しているかは分からなかった」 病を患った親戚を気遣う姿が記憶に残っていました。 親族:「私ががんで入院した時は病院まで色々差し入れてくれた。『何か買ってきて』と(頼むと)、パンとか、おいしいものを買ってきてくれた。捕まってもらわないことには、美樹もかわいそうだし。どんな人間か知らないけど早く捕まってほしい」 今後の捜査はどう進むのでしょうか。 元警視庁刑事・吉川祐二氏:「川野さんと容疑者の接点の始まりが職場付近であった可能性が非常に高い。男性は例えば、別れ話を持ち掛けられていたなら復縁を迫っていた。その結果が自分の思い通りにならなかったゆえの犯行であるという見立てはできる」 刃物を持ち、いまだ逃走している男。周辺の小学校では、職員や警察官がパトロールするなど警戒が強化されました。 博多小学校教頭:「心配する子どもが多いと思いましたけど、地域・保護者の方にも見守りの協力を依頼しながら、安全確保に努めていきたい」
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博多女性刺殺 31歳逮捕の元交際相手はストーカー規制法に基づく禁止命令受けていた - 社会 : 日刊スポーツ福岡市のJR博多駅近くで会社員の川野美樹さん(当時38)が刺殺された事件で、県警は18日、殺人容疑で元交際相手の寺内進容疑者(31)を逮捕した。22年11月、… - 日刊スポーツ新聞社のニュースサイト、ニッカンスポーツ・コム(nikkansports.com)
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