家族のためのデジタルフォトフレームの「Skylight」創業者のマイケル・セガール(Michael Segal)は、大手ベンチャーキャピタル(VC)のベッセマー・ベンチャーズに勤めながら、副業としてこの事業を立ち上げた。業務に携わっているの
現在35歳のセガールは、迷いを振り切ってVC業界を去り、本格的に事業展開をすることにした。2021年にSkylightの売上高は7500万ドルに達した。同社は、創業以来外部の投資家から出資を受けていない。セガールは、コストを抑え、販売はオンラインのみにすることで、今後も外部から資金を調達しない方針だ。コンシューマ・ハードウェアのスタートアップの多くが、経営権を犠牲にして外部から資金を調達する中で、同社は稀な存在だと言える。
モスクワ生まれのセガールの両親は、彼が1歳の時にユダヤ人の大量出国の波に乗ってロシアを離れ、1989年にフィラデルフィアに移住した。高校で卒業生総代と学級委員長を務めたセガールは、ハーバード大学に進学し、卒業後はシリコンバレーに魅せられ、ベッセマー・ベンチャー・パートナーズに入社した。徐々にビジネスについて学んでいった彼は、手作りグッズのマーケットプレイスを立ち上げるために退職したが、この事業は失敗に終わり、ハーバード・ビジネススクールに入学した。「私は、大切に育てられ、挫折を知らない子供だった。事業を失敗し、かなり落ち込んだ」とセガールは言う。
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