保有する特許に着目 「機械」分野の成長株を探す

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保有する特許に着目 「機械」分野の成長株を探す
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企業が保有する特許(=技術力)に着目して有望銘柄を発掘する「工藤特許探偵事務所」。「企業が保有する特許の経済価値(技術力)の総和と時価総額(株価)には相関がある」という仮説に基づき、成長株を探していこう。企業が保有する特許・技術の経済的価値を数値化した指標であるYK値(下囲み参照)。この値が中長期で上昇している銘柄を「技術成長株」と定義し、業種ごとに上昇率が高い銘柄を紹介する。今回取り上げるの

は上下水道の水処理プラントなどを手掛ける。20年には高速かくはん機関連のプライミクスを傘下に収め、リチウムイオン2次電池部材(電解液など)の製造装置などに進出。リチウムイオン2次電池材料などに関する技術力が大きく向上した。2次電池はスマートフォンやEV(電気自動車)などに必須のデバイス。この分野で強みを発揮することで同社の成長は加速していくだろう。YK値は工藤一郎国際特許事務所が開発した指標で、出願された特許に対する閲覧請求や無効審判など、ライバル企業が特許の内容を調べたり、無効にするために弁理士に支払った費用から算出する。弁理士コストは50万~100万円程度、訴訟を含めた場合は数百万円程度であり、YK値はこの金額を基準として算出する。なお、実際の手続きには弁理士コスト以外も必要で、全体では弁理士コストの10倍、数千万円程度になることもある。ただし、全体のコストと弁理士コストはおおむね比例するため、弁理士コストから技術の価値は推定できる。YK値は特許価値評価ウェブサービス「PATWARE」で参照可能。の過去30年間の株価とYK値の推移だが、両者には一定の相関が見て取れる。このコラムでは

は上下水道の水処理プラントなどを手掛ける。20年には高速かくはん機関連のプライミクスを傘下に収め、リチウムイオン2次電池部材(電解液など)の製造装置などに進出。リチウムイオン2次電池材料などに関する技術力が大きく向上した。2次電池はスマートフォンやEV(電気自動車)などに必須のデバイス。この分野で強みを発揮することで同社の成長は加速していくだろう。YK値は工藤一郎国際特許事務所が開発した指標で、出願された特許に対する閲覧請求や無効審判など、ライバル企業が特許の内容を調べたり、無効にするために弁理士に支払った費用から算出する。弁理士コストは50万~100万円程度、訴訟を含めた場合は数百万円程度であり、YK値はこの金額を基準として算出する。なお、実際の手続きには弁理士コスト以外も必要で、全体では弁理士コストの10倍、数千万円程度になることもある。ただし、全体のコストと弁理士コストはおおむね比例するため、弁理士コストから技術の価値は推定できる。YK値は特許価値評価ウェブサービス「PATWARE」で参照可能。の過去30年間の株価とYK値の推移だが、両者には一定の相関が見て取れる。このコラムでは成長株を探すため、過去2年間のYK値上昇率に着目。業種ごとに増加率上位銘柄を成長株として紹介する。特許価値の変化が株価に反映されやすい中小型株が対象だ。なおYK値は株価には着目していない。株価が既に割高になっている場合もあるので、PERやPBRなども合わせて参考にしてほしい。弁理士。工藤一郎国際特許事務所所長。大阪大学工学部卒。NECで磁気ヘッド開発に従事した後、知的財産部などで特許実務に携わる。2000年4月に工藤一郎国際特許事務所設立。特許の経済的価値の数値化や、特許価値の比較を容易にする技術業種分類など

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