使い捨てマスクで道路を作る技術が開発される

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使い捨てマスクで道路を作る技術が開発される
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新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックにより、全世界で68.8億枚もの使い捨てマスクが日々廃棄されており、深刻なゴミ問題に発展しつつあります。細かく砕いた使い捨てマスクと、解体された建築物の破片を道路の素材にすることで、大量の資源を埋め立てずにリサイクルすることが可能になるという研究結果が、新たに発表されました。

使用済みの使い捨てマスクを再利用するとなると、ウイルスによる汚染が懸念されますが、研究チームは「使い捨てマスクに消毒液を噴霧して、一般家庭にもある800Wの電子レンジで加熱する『マイクロ波法』を使えば、新型コロナウイルスの99.9%を死滅させることが可能」としています。また、実際に使い捨てマスクから作った舗装材を使用する際には、感染リスクを回避するため「舗装材を1週間屋外に放置してウイルスを不活性化させる」ことも検討されているとのことです。

サベリアン氏らが作ったサンプルには、一般的なサージカルマスクが使われましたが、研究チームは「実験により、使い捨てマスクに使われているポリプロピレンの層が舗装材の強度を高めていることが示されました。ほとんどのPPEがポリプロピレンやポリ塩化ビニルでできていることを踏まえると、使い捨てマスク以外のPPEも舗装材にすることができると考えられます」と述べています。サベリアン氏は研究結果について、「使い捨てマスクで舗装材を作ると、道路の素材にしても問題がないどころか、かえって工学的なメリットまで発生するのには驚かされました」とコメント。論文の共著者であるジエ・リー氏は「今回の研究は、ポイ捨てされた使い捨てマスクが路上に落ちているのを見たのがきっかけでした。もし、ポイ捨てされたマスクが適切に廃棄されていたとしても、それらは焼却されたり埋め立てられたりするのが関の山です。しかし、COVID-19に伴う廃棄物問題に循環型経済の考え方を採り入れれば、スマートで持続可能な解決策を見いだすことができるはずです」と述べました。

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