衆院予算委員会は4日、高市早苗首相と全閣僚が出席し、令和8年度補正予算案に関する基本的質疑を行った。中道改革連合の小川淳也代表は、緊迫化する中東情勢への日本政府の対応に関連し、「憲法9条は砦か足かせか」と首相の認識を尋ねた。首相は「考えて…
衆院予算委員会は4日、高市早苗首相と全閣僚が出席し、令和8年度補正予算案に関する基本的質疑を行った。 中道改革連合の小川淳也代表は、緊迫化する中東情勢への日本政府の対応に関連し、「憲法9条は砦か足かせか」と首相の認識を尋ねた。
首相は「考えていない」と述べた。 小川氏は質問時間の終盤に、こう切り出した。3月20日の日米首脳会談に関し、「具体的な成果があったか懐疑的だが、少なくとも焦点のひとつは自衛隊艦船の派遣だといわれており、相当な緊張感を持って首脳会談に臨んだと想像している」と言及。
「憲法9条は当時、日米会談において、首相は『国内法の制約を説明した』と語っているが、憲法9条の存在は、トランプ米大統領と向き合った首相にとって、砦だったのか足かせだったのか、そこの根本的な価値判断を聞きたい」と質問した。 首相は「首相も閣僚も憲法の順守、尊重義務があるので、現行憲法に従って行政を進めている。 トランプ大統領との会談のときに砦だと思ったか足かせと思ったかということだが、そういったことを考えていたわけではない」と答えた。 さらに「確かに、自衛隊派遣の話はあった。
詳細はつまびらかにできないが、現行の憲法9条、現行の自衛隊法など日本の法制について説明し、できることとできないことがあるとしっかり申し上げた」と述べた。 小川氏は「私は当時の局面において憲法9条は砦の機能を果たしたと受け止めていた」との認識を示した。 その上で、首相が来春までに改憲に向けた発議のめどをつける意欲を語っていることを踏まえ、「めど」の具体的な内容をただした。 小川氏は「改憲にせよ、国旗の損壊、国家の情報収集、武器の輸出、いわば国家先行、国家主義的な政策がずいぶん進んでいると私は感じる。
そこは先回り、前のめりだ。 しかし、暮らしにかかわることは後手に回っていないか。 生活にかかわることは後回しになっていないか。 この政権の優先順位はどこにあるのか。
限られた政治的資源、エネルギー、時間を注ぐ対象はそれでいいのか、ということを根本的に感じている」と対決姿勢を示し、質問を終えた。 首相は、別の質問者に対する答弁の中で「先ほど、国家主義に走っていて、国民生活が後回しである旨の指摘を他の質問者から受けたが、そんなことはない」と反発した。
「高市内閣が真っ先に取り組んだのは物価高対策だった。 経済対策をし、補正予算を組んだ」などと説明した。
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