ロータス「エミーラ V6 ファーストエディション」、新ミッドシップスポーツはどんな未来を見せてくれた? lotus emira エミーラ
「ロータス カップ ジャパン」に出場するタイミングで、現行モデルとなる「エミーラ V6 ファーストエディション」を借り出した。レースでは「エリーゼ」や「エキシージ」に乗っていたが、それはもう販売が終了したモデル。最近ではSUVでBEV(バッテリ電気自動車)の「エレトレ」の登場なども注目されてはいるが、それはまるで異なる世界。これまでのロータスの延長上にあるエミーラの存在はどんな未来を見せてくれるのか? そしてスポーツモデルの行方はどうなっていくのかが気になるところだ。
けれどもパワーユニットはエキシージと同様のトヨタ製2GR-FE型で、V型6気筒3.5リッターにスーパーチャージャーを組み合わせている。ロータス カップ ジャパンで乗ったエキシージはインタークーラーを搭載しない350ユニットだったが、こちらはインタークーラーを搭載し最高出力298kW(405PS)/6800rpm、最大トルクは430Nm(43.8kgfm)/2700-6700rpmとなっている。ちなみにMTモデルは最大トルクが420Nmとなる。これにより0-100km/h加速はATモデルで4.2秒、MTモデルで4.3秒を記録。最高速は288km/hだという。おとなしくなったとはいえ十分に速そうだ。
また、そもそも2+2を考えられて成立していたバスタブモノコックということもあって、座席の後ろには208Lのラゲッジが展開されている。トランクルームも151L確保されているから、2人で旅するにも十分だろう。シートは横からレバーを引けばワンタッチで前に倒れ、そこから荷物にアプローチしやすい。また、後ろに空間もあるため、その気になればシートを45度くらい寝かせて仮眠をとることも可能。実はパーキングエリアで3時間ほど寝てしまったほど快適だった。こんなミッドシップスポーツカーはなかなかない。 感心したのはロングドライブにおける疲労度が少なかったことだ。今回の個体はツアーサスペンションを装着し、さらにATモデルで重量が重かったこともあるのだろうが、とても落ち着いた走りを展開し、当たり前のように真っ直ぐ走ってくれるのだ。突き上げ感もなく、腰痛持ちにも優しいフラットな乗り味はなかなかありがたい。
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