ロシアのプーチン政権は、イスラム主義組織ハマスとイスラエルの軍事衝突に関し、直接的な評価に強く踏み込まず、慎重に言葉を選んでいる。双方の当事者に加え、ハマスの後ろ盾となってい…|BIGLOBEニュース
政権は、イスラム主義組織ハマスとイスラエルの軍事衝突に関し、直接的な評価に強く踏み込まず、慎重に言葉を選んでいる。双方の当事者に加え、ハマスの後ろ盾となっているイランの重要性が、ウクライナ侵略の長期化に伴って増していることが背景にあるようだ。プーチン政権には来年3月の大統領選を控え、世論の分断を避けたい思惑も透ける。
プーチン大統領は、モスクワで11日開かれたエネルギー関連の会合で、米国の中東政策批判を繰り返す一方、衝突の原因には直接触れず、「双方に大きな苦しみがあるのは理解するが、民間人や女性、子どもの犠牲を抑える努力が必要だ」と述べるにとどめた。 ドミトリー・ペスコフ大統領報道官は11日、国営テレビの番組で、ハマスの軍事行動を「テロとしか言いようのない行為を非難せずにはいられないが、その前に何があったか、忘れてはならない」と述べた。「バランスの取れたアプローチが重要」とも語った。かねてイスラエルとパレスチナの「2国家共存」を支持してきたプーチン政権は、イスラエルや米国が「テロリスト」と断じるハマスとも良好な関係を維持している。米紙ワシントン・ポストによると、セルゲイ・ラブロフ外相は2020年以降、少なくとも5回、モスクワでハマス幹部らと会談した。政治部門トップのイスマイル・ハニヤ氏も含まれるという。
ハマスを支援しているイランとの関係について、9月にテヘランを訪れたセルゲイ・ショイグ国防相は「新たなレベルに到達しつつある」と明言した。ロシアによるウクライナの民間施設への攻撃ではイラン製自爆型無人機が主力になっている。ただ、プーチン氏はイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相と頻繁に連絡を取り合う「盟友」と称される。ロシアのウクライナ侵略を巡って、イスラエルは対露制裁に参加していない。露国内には十数万〜数十万人規模とされるユダヤ系コミュニティーがあり、財界などで影響力を持っており無視できない存在になっている。
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