誰であれ、バイデン米大統領が25日に行った就任後最初の公式記者会見が失言と虚偽の連発になるだろうと期待していた人は大いに落胆しているに違いない。有能で筋の通った、目的意識の強い大統領を求める米国民は安心してよい。
バイデン氏はこれまで避けてきた質問に答えることで話題を提供した。つまり2期目に関する質問だ(同氏は78歳である)。記者団に対し、「計画の上では、2024年に再選を目指す」と明言した。もう一つの話題はパンデミック(世界的大流行)についてで、新型コロナウイルスのワクチン接種回数を、就任後の100日間で1億回とした当初の目標から2億回に引き上げた。
最も厳しい質問のいくつかは、南部の国境で起きている移民の急増に集中した。そこでは同伴者のいない子どもたちが過密状態の中で手続きを待っている。こうした事態を受け入れられるのかと問われたとき、バイデン氏はほとんど気分を害した様子で守勢に回り、政権として施設の再建に尽力していると強調。これらの施設は前任の大統領によって取り除かれていたとの見解を示した。 バイデン氏によれば、こうした人々は地震や洪水、食糧不足、犯罪組織の暴力を理由に自国を後にする。同氏の掲げる計画では、中米におけるこれらの問題への対処を支援する。そのための資金が腐敗した各国の政府にわたらないような措置も確実に講じる。
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