地中海と紅海を結ぶ海上交通の要衝となっているエジプトのスエズ運河でコンテナ船が座礁し、船舶の航行に影響が出ています。 国土交通省などによりますと、今回座礁した船は愛媛県の正栄汽船が所有し、台湾の会社が運航していたということです。 nhk_video
国土交通省は、復旧にかかる時間が長期間におよび、別のルートにう回する必要が生じた場合、物資の遅配や運賃の高騰など経済への影響も懸念されるということで、関係団体を通じて情報収集に当たっています。座礁したコンテナ船を運航する台湾のエバーグリーン・マリンは「瞬間的な強風によって船体が航路から外れ、座礁したようだ。船主には、関係機関と話し合ってできるだけ早い復旧に協力するよう求めた」とコメントしています。スエズ運河でコンテナ船が座礁したことについて、海運大手の日本郵船、商船三井、それに川崎汽船の3社は、いずれも今のところ、船の運航に大きな影響は出ていないとしています。
ただ、スエズ運河は、石油や自動車、家電製品などの貿易に欠かせない航路で、海運3社は、船が通航できない状態が長期化すれば、航路を変更せざるをえなくなり荷物の到着が遅れるなどの影響が出るおそれがあると懸念しています。
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