中道改革連合の小川淳也代表が、『月刊日本』5月号のインタビュー記事でこんなことを語っていた。
立民の蓮舫参院議員は「私も戸惑っています」と書き込んだ。 言いたいことがあるなら、中道に合流してからにしてもらいたいものである。 中道の小沢一郎前衆院議員は、衆院選直前に中道を結成したことについて「おかしなやっつけ仕事だった」などと執行部批判を繰り返す。
国会近くのマンション一室に自身が率いるグループ「一清会」の事務所を開設するなど、別動隊のような動きも見せている。 ここに一冊の本がある。 『社会保障・税一体改革の政治過程分析』(日経BP、日本経済新聞出版)だ。 著者は元厚生労働官僚の香取照幸氏。
民主党政権下で社会保障と税の一体改革を事務方として担った人物である。 同政権で閣僚入りして話題を呼んだ与謝野馨氏の右腕だった。 改革の具体策は自民、公明両党の協力を得てまとめられた。 だが、民主党が平成21年衆院選マニフェストに掲げた年金制度の一元化や月額7万円の最低保障年金、後期高齢者医療制度廃止は盛り込まれなかった。
財源などの課題を克服できなかったためである。 香取氏は著書で、民主党がいかに統制を欠き、一人一人が好き勝手なことをいう無責任な政党だったかを赤裸々に記している。 中道が本気で政権交代を目指すのなら、まずは過去の失敗から学ぶことから始めてはどうか。 立民系勢力には一読をお勧めしたい。 (論説副委員長)
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