【台北(台湾)10日=加藤弘士】日本が、決勝で1次リーグから8戦全勝だった台湾を2―1で下し、10度目の出場で悲願の初優勝を達成した。1点を追う4回、3者連続バントに敵失が絡んで逆転に成功。先発の前
馬淵流「スモール・ベースボール」の真骨頂だった。3者連続バントで試合をひっくり返した。1点を追う4回だ。無死一塁で4番の武田陸玖が犠打で送ると、続く丸田湊斗が自分の意思で初球セーフティーバント。一塁アウトの判定がリプレー検証で覆った。1死一、三塁、続く高中一樹もバントで三塁線に転がした。三塁手が一塁へ悪送球。2者が生還。流れは日本へ傾いた。
馬淵監督の目指す方向性は編成面に表れていた。8月22日、代表20人が発表されると報道陣は仰天した。「BIG3が誰もいない…」。今秋ドラフト候補の花巻東・佐々木麟太郎、広陵・真鍋慧、九州国際大付・佐倉侠史朗の名がなかった。状態が万全でなかった佐々木はともかく、プロ注目のスラッガーたちが落選。俊足巧打の1番、3番タイプが名を連ねた。 3位に終わった昨年の反省からだ。高松商・浅野翔吾(現巨人)ら強打の選手が集ったが、木製バットでの長打、大量得点は困難だった。「どこもエース格をぶつけてくる。連打で長打、長打はなかなかない」と指揮官。9試合で失策3と堅守も際立った。選球眼に優れ、小技の利く若武者が集結し、世界一を成し遂げた。
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