決勝戦が行われ、今夏の甲子園に出場した星稜は、延長11回タイブレークの末、6-5で日本航空石川を下し、秋は2年ぶり22度目の優勝を決めた。北信越大会(10月14~22日、福井県)には星稜が1位校、日
本航空石川が2位校として出場する。断続的に雨が降る中、2時間36分に及ぶ激戦を制し、ベンチから出てきた山下智将監督は「(新チームスタートから)時間がない中、1点を取るためにバント、走塁、進塁に取り組んできた。守備では1点を取らせない守備にこだわってきたのが良かったと思います」と明るい表情で振り返った。
エース左腕、佐宗翼(2年)が試合を決めた。タイブレークに突入した延長11回2死二、三塁で、8番・佐宗の打球は三塁線へボテボテのゴロ。山下監督は「速い打球は伸び、当たり損ないは途中で止まる。雨で人工芝の守備は難しかった」と説明。三塁手が捕球を見送ると、ボールはライン際で止まって内野安打となり、三塁走者が生還して勝ち越した。佐宗は「バットに当てろと言われていた。打ち損じだったけど、いいところに飛んでくれました」と苦笑い。1点をリードした後はエース佐宗が落ち着いた投球を見せ、タイブレークの無死一、二塁から一ゴロ、二者連続の空振り三振に仕留めて勝利を呼び込んだ。 新チームのスローガンは「闘徹結勝(とうてつけっしょう)」だ。2年生全員で考え、「闘う気持ち」「決定事項を徹底」「チーム団結」「何が何でも勝ちきる」という意味を込めた。今夏は甲子園に出場したため、新チームのスタートは8月中旬と出遅れ、練習試合は例年の半分となる約10試合のみ。「いろいろと、うまくいかないこともあったが、試合ごとに成長しようと言い合いました」と芦硲晃太主将(2年)。「新チームは打力がない」と山下監督は話していたが、この日は14安打、4犠飛をマークするなど、勝ち上がるごとに成長してきた。
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