阪神・大山悠輔内野手(28)が岡田監督のムチに応えた。苦言の翌日に決勝弾。4回1死二塁で、フルカウントから高橋の144キロを左翼席へ運んだ。12打席ぶりの安打が6試合ぶりの16号2ラン。「9月はなか
快音がなかった24、25日の中日戦(バンテリンD)はチームも21イニングで1得点。指揮官は全体への不満とともに大山を「ひどい」と名指しした。開幕から全試合4番。「代える必要ない」と信頼してきた男に対し、打撃については今季初のクレームだった。岡田監督はゲキの効果を「分からん」と笑いながら「あのスイングだけでしょ、良かったの」と合格は持ち越したが、表情には安どが漂った。
前夜は「練習から全然。最初からショートゴロ3連発」と指摘。試合も遊ゴロ2本の3打数無安打と直結した。一夜明けてグランド入りすると、ちょうど大山のフリー打撃。引っ張る意識を消し、中堅から右方向への打撃を徹底する姿に「昨日よりはマシかなと思ったよ」。予感は当たった。 CSに向けて「打撃は崩れると本当に戻りにくい。絶好調にならんでええけど、崩さんように」と指揮官。打者全員への要求は、今季の大山を高く評価する部分でもある。不調時も必死で仕事をこなし、出塁率4割2厘と95四球はリーグトップ。今回も“崩壊前”に踏みとどまりそうな主砲を「いろんな経験してきてるから」と信用した。大山も「結果が出る世界だからいろんな見方をされるけど、優勝が決まって気を抜いている選手はいない」と断言。球団最高のヤクルト戦の連勝を9に伸ばし、27日の中日戦が甲子園でのレギュラーシーズン最終戦だ。(安藤 理)
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