巨人は8日、オリックスとの間でトレードが成立し、近藤大亮投手(32)を獲得することで合意した。巨人から選手の譲渡はなく金銭トレードとみられる。6日にはアダム・ウォーカー外野手とソフトバンクの高橋礼投
近藤はプロ2年目の17年から3年連続で50試合以上登板。17年11月には日本代表としてアジアプロ野球チャンピオンシップ優勝に貢献した。その後、20年9月に右肘のトミー・ジョン手術を受け、同年オフに育成選手として再契約。長期のリハビリを経て昨年4月に支配下登録に復帰し、シーズン32登板で防御率2・10と復活を果たした。
今季は層の厚いオリックス投手陣の中で1軍では12登板、防御率5・11に終わったが、12回1/3で16奪三振。2軍のウエスタン・リーグでは33登板で1勝0敗6セーブ、防御率1・08と安定した投球を続けていた。高めの150キロ台の速球で空振りを取る力強い投球は進化中。1軍通算でも204登板で204回2/3を投げて投球回数を上回る229奪三振をマークしている。 巨人は今季、チーム防御率がリーグ5位の3・39、救援防御率が同ワーストの3・81に終わった。今オフは支配下選手では鍵谷、鍬原、高木、田中豊、三上、堀岡に戦力外通告。ドラフトでは1位で中大・西舘、2位でホンダ鈴鹿の左腕・森田、5位で日本生命の左腕・又木と即戦力投手を指名した。ソフトバンクとのトレードで高橋礼と泉を獲得し、その2日後という異例の早さでオリックスから近藤も加入。実績と経験豊富な3投手を一気に補強して戦力アップした。
出身は大阪・浪速高で巨人の田中千晴投手の高校の先輩。オフの自主トレは大勢と同じジムで行い、オリックス時代の同僚・鈴木康平投手もチームにいる。2年連続Bクラスとなる4位に終わり、阿部慎之助新監督で来季優勝、日本一を目指す新生・巨人に貴重なリリーフ右腕が加わる。 ◆近藤 大亮(こんどう・たいすけ)1991年5月29日、大阪府生まれ。32歳。浪速高から大商大、パナソニックを経て15年ドラフト2位でオリックスに入団。通算204登板で9勝15敗4セーブ、71ホールド、防御率3・17。177センチ、80キロ。右投右打。今季推定年俸は4200万円。
日本 最新ニュース, 日本 見出し
Similar News:他のニュース ソースから収集した、これに似たニュース記事を読むこともできます。
ソフトバンク高橋礼トレードにファンあ然 牧田和久コーチ入閣も「関係なかったんかい!」プロ野球ソフトバンク高橋礼投手(28)のトレードがインターネットで話題になっている。巨人、ソフトバンク両球団は2023年11月6日、巨人アダム・ウォーカー外野手(32)とソフトバンク高橋、泉圭輔投手(26)の1対2の交換トレードが成立したことを発表した。投手陣の整備が課題だった巨人と右の強打者を必要とするソフトバンクの思惑が一致した。ソフトバンクファンの間で話題になっているのは、ソフトバンク公式X
続きを読む »
中日は山川穂高、中田翔の獲得に動くか 「4番・一塁」が補強ポイントにFA宣言が2023年11月6日に解禁された。権利を保有している選手は14日までに行使するか決断する。「中日に一番必要な人材は...」野手陣で注目されるのは山川穂高(西武)、中田翔(巨人)の両主砲だ。山川は本塁打王を4度、打点王を1度獲得の実績を持つスラッガー。今年は知人女性に強制性交等の容疑で東京地検へ書類送検され、8月に不起訴処分に。球団から「公式戦の無期限出場停止」の処分を下されたが、長距離砲
続きを読む »
巨人、“社会人偏重ドラフト”に孕む危険性 球界関係者からも「巨人の指名、大丈夫ですか」と疑問の声が続々球団初の“極端な指名”を敢行10月26日に行われたプロ野球のドラフト会議。ドラフトの成果は「10年後にならないとわからない」とよく言われている一方で、ドラフト中継で解説...
続きを読む »