今週の『週刊文春』は、麻生太郎副総理の愛人とされる女性が経営するバー「B」に8000万円もの政治資金が流れたと報じた。しかし、2006年から2019年までの14年間で計103回の支出を年平均すると約566万円。さらに高級料亭への支出も年平均約175万円であり、これらは政財界の要人と頻繁に交流する政治家としては通常の範囲内ではないか。むしろ、同誌が本当に伝えたかったのは、麻生氏が「内閣改造で高笑い」しているという、政治的なメッセージだったのではないか。この記事を読んで麻生氏がどういう反応をしているのか、想像がつく。
高市内閣批判のためなら、手段を選ばぬ感のある『 週刊文春 』。 今週(10.8)のトップは、「 内閣改造 で高笑い 麻生太郎 愛人会社に 政治資金 8000万円を垂れ流していた」。 垂れ流していた相手は東京・六本木の会員制サロンバー「B」。
麻生氏の資金管理と高級料亭支出
<『ここへ来れば、麻生氏の奢(おご)りで一杯飲める。 その代わり、何か一つ有益な話を置いていけ』という暗黙のルールが存在した。 奥の個室に腰掛ける麻生氏を目当てに、政財界の要人や官僚、時にはマスコミ関係者らが夜な夜な出入りし、麻生氏を囲んだ> ママが麻生氏の〝愛人〟で、その店に<8000万円を垂れ流していた>という構図だ。 が、読んでみると2006年から19年までの14年間で、103回の合計が<実に七千九百三十一万円>。
<実に>というが、年にして約566万円。 麻生氏が月に何回くらい行っていたか知らないが、さほどの金額ではあるまい。 『文春』は麻生氏の資金管理団体「素淮会」の政治資金収支報告書も06年分から24年分まで約20年分を精査したという。 <サロン「B」以外に目立つのは高級料亭への支出だ。
集計するとこの期間中、合計で約三千五百万円を支払った> つまり、年約175万円ということ。 高級料亭である。 こちらも驚くべき数字でもあるまい。 麻生氏、この記事を読んで、高笑いしているのではなかろうか。
各週刊誌の独自企画と特集
『週刊新潮』(10月8日号)、今回も「中国産食材」の「ホルムアルデヒド全調査」など健康もの3本立て。 それより、オピニオンワイド「このデタラメを許すな! 」の方が、よほど『新潮』らしいし、面白い。
「少子化対策で『マッチングアプリ無料』というバカ自治体」「『混雑』で疲れがたまる『官製連休』なんていらない」など8本。 『週刊プレイボーイ』(Oct 12th)の「米財務長官の『リフレやめろ』発言が波紋 暴走するウチの高市総理に、もっと言ってよベッセント!! 」は同誌らしい斬り口。 『ニューズウィーク日本版』(10.6)の大特集は「9.11から25年、進化するテロリズム」。 同誌、今週も必読だ。 (月刊『Hanada』編集長)
