20日のドラフト会議に向け9球団が1位指名公表 「二刀流」矢沢、高校生の浅野ら注目

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20日のドラフト会議に向け9球団が1位指名公表 「二刀流」矢沢、高校生の浅野ら注目 1位指名は入札抽選制。競合した場合は代表者1人が「抽選部屋」へ移動してくじを引く。2位以降は各部屋で指名を行う。

プロ野球の新人選手選択会議(ドラフト会議)は20日午後5時から東京都内で開かれる。新型コロナウイルス感染防止のため、昨年と同様にファンは招待せず、各球団が個室に入って指名を行うなどの「リモート形式」で実施される。今年は「目玉候補」が少なく、1位指名の公表に9球団が踏み切った。2位指名は、今年の公式戦順位をもとに下位球団から実施。指名順は今年の優先権を持つパ・リーグの6位から始まり、次にセ・リーグ6位、パ5位…と続く。3位指名は逆の順で、その後は交互に繰り返して続ける。面白い存在は投打の「二刀流」をこなす矢沢宏太(日体大)。身長173センチと小柄ながら強打の持ち主で、最速152キロの左腕としても活躍する。米大リーグ、エンゼルスの大谷翔平を育てた日本ハムが1位指名を公表している。

大学生では、他にオリックスが本格派左腕の曽谷龍平(白鷗大)、西武が左の強打者、蛭間拓哉(早大)、楽天が188センチの長身右腕、荘司康誠(立大)、中日が即戦力右腕、仲地礼亜(沖縄大)の1位指名を発表した。高校生は、浅野翔吾(高松商)の評価が高い。今夏の甲子園で打率7割、3本塁打をマークしたスラッガーで巨人が1位指名を明言した。ソフトバンクが1位指名を公表したイヒネ・イツア(誉)は、両親がナイジェリア出身の大型遊撃手。広島は本格派右腕、斉藤優汰(苫小牧中央)の1位指名を公表した。社会人ではヤクルトが即戦力右腕、吉村貢司郎(東芝)の1位指名を公言した。

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