米南部テネシー州の高校に通う女子生徒が、イスラム教徒の女性が頭を覆うスカーフ「ヒジャブ」を着けていることを理由にバレーボール試合への出場を認められなかったとして、抗議の声を上げている。
審判は根拠として、ヒジャブを着ける選手は州の中高スポーツ連盟から事前に許可を取る必要があるとのルールを挙げた。ナジャさんはCNNとのインタビューで「聞いたこともないルールに怒りと悲しみ、ショックを感じた」と振り返り、「信仰の一部としてヒジャブを着けるのにどうして許可が必要なのか分からない」と訴えた。
全米高校スポーツ協会(NFHS)の事務局長はCNNの取材に対し、同協会が指針として定めているルールはあるとしたうえで、各州が例外を設けることは可能だと指摘。ナジャさんのケースでは審判が出場を認め、次回から許可を得るよう注意するにとどめるべきだったと述べた。NFHSは今後同じ問題が起きないよう、ルールの修正を進めているという。
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